購入されたばかりのフェラーリ348tbは、コンディションを高めていくお手伝いをさせていただいています。
エンジンのフィーリングなど「こんなものだ」と思われていた部分も、アウトストラーダで手を入れていくうちに
本来のパフォーマンスを取り戻し、「これが本当の状態なんですね！」と、喜んでいただいていたところです。

今回は、ステアリングの感触に違和感があるということでお預かりし、点検した結果、
ステアリングラックにトラブルを抱えていることが判明しました。

これも以前ならフェラーリから純正のステアリングラック・アッセンブリーを取り寄せて交換という作業だったのですが、
今や348の純正部品は生産終了となっているものが多く、こちらの部品もすでに入手不可能となっていました。

また、社外製のリプロダクト品などは品質に問題があったり、鋳造部品の鋳肌がオリジナルと著しく異なっているなど、
弊社として積極的にお奨めできないものがあるのも事実です。

そこでアウトストラーダでは、246、308、348、512などのステアリングラックを自社内でオーバーホールできる体制を作り上げました。
メーカーからの供給がない内部部品も独自に製作し、精度・耐久性ともに安心できるクオリティを実現しています。