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これ以上ないほどに利くブレーキパッドを求めて ランチア・デルタ用“SAFARI”スペック


オートスポーツイワセの岩瀬です。

サーキット、ラリーを問わず、走りを追求していくとモアパワーと共に欲しくなるのが『絶対に止まれるブレーキ』。
私がST185セリカでサファリに挑んだ際はグループCカーにも使用されているワークス用のメタルパッド(もちろん純正形状ですが)を使用していました。
このレーシングパッドは今もなお究極といえる利きを誇りますが、お値段もワークススペック。気軽にはオススメできません。

そこで現代の技術を駆使して『これ以上ないほどに利く』ブレーキパッドとして開発したのが、オートスポーツイワセ・オリジナルの
『ランチア・デルタ用SAFARIブレーキパッド』です。

そもそもこのブレーキパッドはリア用から作りました。というのも、デルタのフロントに社外品のビッグキャリパー&ローターの
ブレーキシステムを装着されたオーナー様が「乗りづらくなった」ということで来店されたのですが、クルマを見てみますと
リアブレーキはノーマルのままで、前後ブレーキのバランスが著しく崩れてしまっていました。
リアブレーキはパーキングブレーキを内装しているため、フロントのように簡単にはビッグキャリパー化などが行いづらい事情があります。
そこで、以前から温めていたアイデアを具現化して製作したリアブレーキパッドがこのSAFARIパッドの始まりでした。

通常、より効くブレーキパッドというと、ベースプレートに貼り付けられた摩材ばかりに目が行きますが、
実はベースプレートの剛性も重要なポイントなのです。信じられないかもしれませんが、ノーマルのブレーキパッドでは
ブレーキング時にベースプレートが油圧ピストンに押されて歪んでいるのです。ベース部が歪むと当然ながらパッドを均一に
ディスクに押しつけることができません。これがブレーキの利きの悪さやフカフカしたペダルフィーリングに繋がっているのです。
 


そこで昔からワークスチームで行われていたのが、ベースプレートを標準の生鉄からより強く軽い材質に変更するという手法でした。
具体的にはクロモリ材などを使用するのですが、競技目的ならともかく、ロードユースのアフターマーケット品としては
コストが掛かりすぎるため使用できません。そこでベースプレートを純正よりも20%厚くしてみたところ、ベースプレートの歪みが
なくなり、非常にガッチリとしたペダルフィーリングが実現されました。写真の黒いパッドは純正相当品ですが、ベースプレートの
厚さの違いがおわかりいただけるでしょう。
また外側からはわからないですが、ベースプレートと摩材の接着面には多数のリベットが埋め込まれています。
これが摩材との間のヒートプロテクト層となっており、キャリパーへの熱害と摩材の剥離対策の役目を果たしています。
 


盤石のベースプレートに応えるようにパッドの摩材も最新のブレーキ技術を用いて開発しました。
サーキットでの使用にも耐える金属繊維を多く含んだハイスチールのカーボンメタリック材は、過度の噛み込み感がなく、
あらゆるスピード域でペダル踏力に追従した制動力を発揮します。耐熱温度は850℃となっていますので、
サーキットやコンペティションユースにも対応します。

デルタのブレーキパッドとしてはもっとも利くと自信を持ってリリースしたこのSAFARIブレーキパッド。
ランチア・デルタのブレーキに不満や不安があるという方にはぜひ使っていただきたいですね。
えっ? ホイールの汚れはどうなのか・・・ですか? そこが一番気になるという方はご遠慮ください。別の製品をご案内します。

■ランチア・デルタEVO用 SAFARIブレーキパッド(フロント) 30,240円
http://miracle.cart.fc2.com/ca42/801/p0-r42-s/
 

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