テンパータイヤは普通のタイヤの倍の空気圧です!
ミナーバの三和です。
アルファ・ロメオ155や156、GTVなどでは今やけっこう当たり前に起こっていることの一つといえば、テンパー(スペア)タイヤの破裂です。
テンパーはトランクルーム内で床下に格納されていたり、カバーで隠されており、普段オーナー様が意識することはあまりないと思いますが、
通常のタイヤの倍にあたる約4キロ前後の空気圧が指定されています。そんな高圧がかかったタイヤが使用されずに20年も経過すると
どうなるかというと、劣化が進んでこのように破裂してしまうのです。
よくあるのは、出先でタイヤがパンクしたときにスペアに交換しようとしたら、テンパータイヤが破裂していたというケースです。
知らない間にトランクルーム内で破裂してくれている分にはまだ危険はありませんが、これがもしタイヤ交換作業中に起こったら・・・
と考えると非常に危険ですよね。
旧いクルマに新車時から積まれているテンパータイヤ。使ったことがなければキレイで溝もタップリあって新品のようですが、
それ20年前のタイヤなんですよ。実際には経年劣化が進んでいて、とても使用には耐えない状態なのです。
空気圧が減っていたからといって充填する、というのも非常に危険です。劣化したタイヤに4キロもの圧をかければ
どうなるか・・・というのは想像できると思います。
そして残念なことにこれらの車種のテンパータイヤはすでに欠品となっており、タイヤメーカーから入手するのも非常に困難です。
ですので、当社では応急修理キットの搭載をオススメしています。走行中にパンクに気付いた場合は、応急修理キットで
応急修理を行い、ただちにタイヤショップなどでタイヤを交換していただくか、修理キットで対応できないパンクやバーストの場合は、
ロードサービスで最寄りの修理工場へ向かわれるよう、お願いしております。
ミナーバ
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