カムズファクトリーの武藤です。

最近はネオヒストリックの車両人気も高まってきましたので以前の入庫したのニュースもお送りしたいと思います。

B5アウディS4ご購入直後のチェックのご依頼をいただきました。

オーナーの曰く、
「力がないけど・・・こんなもの？」とご質問をいただき
早速チェック開始です！

テスト走行をしてみると「ん？」なんかおかしい・・・
2.7ℓLのツインターボだよね

ブーストが上がらない感じがします。」
テスターをつないで確認するとエキゾーストガステンプセンサーと故障コードがでました。

エンジンはＶ６なのでエキゾーストガステンプセンサーはバンクに１個、計2個付いてます。
左の赤い矢印部分と右の青い矢印の下の方にあります。
青い矢印の方はリフトアップすれば下から簡単に交換できますが、
赤い矢印の方は見えはしても、作業性はよくありません。
排気系なのでとても熱いです。
冷えてからでないと危険でもあります。

黄色の矢印の先にコネクターがありまして・・・
場所が悪くてメカ泣かせです。

このセンサーが悪くなるとめちゃくちゃな排気温度をCPUに伝達します。
「おかしい」と判断した車が自己防衛のためブーストをカットしてしまいます。
メーター内の警告ランプは一切点きませんので判りづらいですね。

この2つのセンサーを交換しました。
茶色のBOXが上から交換のNO,１で、黒いBOXがNO,2です。
このセンサーとても高いです。
２個同時交換だとパーツ代で７万を超えてしまいます。
本来のコンディションのためには痛い出費ですが仕方ないですね。
以前は１個５万円もしました。
メーカーの努力の結果で少し安くなったので良しとしましょう。

※上記の金額は当時の価格です。