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エンジンOHの3.2カレラ クラッチ交換時にレリーズフォークシャフトを対策品に


シンリュウの箭内です。

先日、ポルシェ911 3.2カレラのエンジンオーバーホールのお話をしましたが、
こちらはその際に一緒に行ったクラッチ交換の時のお話しです。

写真に写っている部品はクラッチのレリーズフォークシャフト。
このモデルのトランスミッションはいわゆる「G50」型といわれるものですが、
964以降に搭載されているG50とは異なる、初期のタイプになります。

写真は下の細い方がこの3.2カレラについていたもので、上の太い方が今回交換する部品です。
ぱっと見た目の細さが頼りなさそうな旧型ですが、ベアリング受け部のかじりもひどいですね。
このぐらいの状態になるともう交換した方が良いですね。

実はこの部品、シャフトの太さやベアリングの支持位置の違いなどでわかるとおり、改良されており、
964以降のG50には最初から組み込まれていますが、それ以前の車輌でも部品交換時に対策部品として使用されます。

もっとも、現在ではこの対策部品のみが供給されているのですが、ポン付けでは付かないんです。
ご覧の通りシャフトの太さが太くなっているので、純正のSST使用して取付部の穴径を拡大する必要があります。
そういった事情もあり、対策前の部品のまま、だましだまし使われているクルマも多いのが現状です。
強度・剛性も上がり、結果としてクラッチ操作も軽くなるので交換をオススメします。

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