こんにちは、Jスクエアの永井です。
事前に初診点検を行わせていただいたフィアット・プントエヴォ。
今回、改めてクルマをお預かりし、提案させていただいていた各部のメンテナンスを実行しました。

当社での初めてのメンテナンスということで、まずはステージ1メンテナンスを施工します。

バッテリーのプラスターミナルを、より通電性能の高い物に交換し、電流制御ユニットの付いた
マイナスターミナルには、追加のアースケーブルを引けるように加工を行い、ボディや電装部品、
オルターネーターからのダイレクトケーブルを引くなど、お馴染みの作業を行い、
電気の無駄をなくしていきます。
　
　

バッテリー周りを取りはずした際に見えるサーモスタットは、同タイプのエンジンの載った
フィアット500などでも使われており、冷却水漏れをよく起こす注意ポイントです。

こちらの車輌も、すでに樹脂製のワンタッチカプラーから赤い冷却水の漏れた跡が結晶化して残っていました。

冷却水ホースの刺さっている樹脂製の黒いニップルが経年劣化で折れてしまい、
冷却水漏れを起こす事も多く、アルミ製のニップルに交換した対策済みサーモと併せ
水漏れを起こしていた樹脂製のワンタッチカプラーも交換しました。
　
　

同時に行ったステージ2メンテナンスでは、各油脂類や汚れたフィルター類を交換、リフレッシュしていきます。
　
　

最近交換頻度の高いデュアロジックミッションの作動油もSessAマキシクリアに交換です。

交換前のデュアロジックオイルタンクは汚れて黒ずんでいます。
オイルを何度か入れ換え、フラッシングしながら交換すると、明らかにキレイな状態に改善。
交換前は唸るように鳴っていたポンプの駆動音も静かになり、ポンプへの負担も軽減されました。

その他、エアコンメンテナンスやアライメント調整など、各部リフレッシュを行い、整備完了です。
愛車のメンテナンスでお悩みの方は、まずは初診点検を行い、そのクルマにあった整備の提案をさせていただきます。