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アルファ ロメオ・ジュリエッタの灯火類をフルLED化


こんにちは、レッドポイントです。
アルファ ロメオ・ジュリエッタのヘッドライトをめちゃくちゃ明るくします。
使用するのはアバルト用としてリリースしている『D15 LEDコンバージョンキット』を軸に
ハイビームとフォグランプもLED化します。
上記画像は当社オリジナルD15 LEDをはじめ、ハイビーム用H1、フォグ用H3の
純正球とLED製品を並べたものです。LEDは本当に明るくなりました。
HIDの新製品が出てこなくなるわけです。
 
 


こちらはフォグランプの裏側。
ジュリエッタではこの部分にエアクリーナーボックスがあるため、取り外して作業します。
フォグランプは裏側のカバーが電源部になっているので、純正カバーは使用せず
別に電源線を引き込み裏側スペースを確保するため汎用カバーを使って装着します。写真は撮り忘れましたが・・・
 
 


ヘッドライトのロー/ハイビームはタイヤハウス内より交換します。
多くの車種ではバンパーを外し、ヘッドライトを外し・・・というのがセオリーですが
ジュリエッタはその点とても良くできていて、いずれも外さずに作業できます。
 
 


片側のみをフルLEDに組み替えての点灯テスト。
良い感じに光の色味が整っています。
 


これまで実績はありませんでしたが、H3フォグも上手く組み替えができました。
とはいえ、このフォグランプは小さすぎて、灯火としての機能はあまり優れているとはいえませんね。


組み替え後、光軸の点検を行います。
テスターで確認すると、なぜかものすごく下側を照らしているのが気になりました。
このまま手動調整で上げて良いものか?
 


そんなわけで診断機に繋いでヘッドライトセンサーの情報を確認すると
「アクスルセンサー、フロント:信号」の項目が「0.50V」。ここがおかしいです。
「記憶されたゼロ位置値、前アクスルS」は「2.64V」です。
これが何を意味するかというと、記憶=つまりキャリブレーション値ですから
センサー出力値も2.46Vである必要があります。
なのに実測は0.50V。これは何かが起きています。
 


考えられるのはセンサー不良かセンサーのセット状態不良。
右のロアアームに装着されているセンサーリンクロッドを確認すると
あれ、なんかおかしくない? という状態になっていました。
画像中央の横方向を向いているロッドです。
 


取り付け方を修正すると、こんな感じ。
 


その上で数値を確認すると、キャリブレーション値に近づきました。
この状態でキャリブレーションすることで、現在の出力値と認識値が揃い、
ヘッドライトの自動調整機能が正常に作動します。
 


センサー値が正常になったことで、先ほどはめちゃくちゃ下を向いていた光軸が
中央部を照らすように変化しました。

この状態で最終の光軸調整を行います。

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