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予防的交換がオススメ フューエルプレッシャーレギュレータまわりの負圧ホース


こんにちは、レッドポイントです。
軽量フライホイール組付けを終えた、アバルト595 カブリオ・イタリア。
続いてタイミングベルトの交換作業を進めていきます。
 
タイミングベルトは過去に一度交換されている模様でした。



 
併せてエンジンのアッパーマウントの交換も行い、順調に作業を進めていきます。
新しいエンジンマウントはラバー素材の元気さがまるで違います。
中身がしっかり詰まっている。そんな印象をいつも感じます。
重たいエンジンを支える重要部分ですので、使い切る少し前の交換がベストです。



 
ベルト交換を行っていると視界に入ってくるのがこちら。
フューエルプレッシャレギュレータです。
エンジン負荷に応じて、適正な燃料圧力に調整する重要部分です。
レギュレータの制御はインテークマニホールド内の圧力により行います。



 
一般的にはバキュームホースと呼ばれるホースが双方に接続されています。
ホースは劣化に伴いヒビ割れを生じます。
このヒビ割れが進行すると、インテークマニホールド以外の場所で
二次エアを吸い込むこととなり、燃調は希薄状態に向かいます。
そうなるとプレッシャーレギュレータの制御が利かなくもなります。



 
燃調の不具合はエンジンにとって大敵ですので、ヒビ割れが酷くなり
トラブルに発展する前に交換しておくべき箇所です。
高出力なクルマほど、こういった不具合が重大なトラブルにつながる確率は増大します。
アバルトをはじめとし、アルファ・ロメオ・ミトやジュリエッタ、500ツインエアなど、
ヒビ割れが発生していることを度々見かけます。
点検するという目で見に行かなければ、見落とす部分ですので、
しっかりと細部までチェックすることが大切ですね。

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