シトロエンのハイドロオイルの適量は? 勝手な継ぎ足しは厳禁
こんにちは、RS-UNOの星野です
シトロエン車ならではの乗り味を作りだしていた
今はなき、ハイドロニューマティック系のサスペンションシステム
ハイドロを支えているのは窒素ガスが入ったスフィア(玉)と
LDS(化学合成油)やLHM(ミネラル油)などの作動油です
そのオイルはタンク内に貯められており、ポンプを介して
サスペンションに送られ、またタンクへ戻り
血液のように常に流動しています
ハイドロオイルのタンクは新旧のモデルを問わず必ずボンネット内にありますが
そのオイル管理はC5以降個人ではできなくなりました
C5 Iはタンクがクリーム色でMAXの目盛りが刻まれているので
透かして量を確認できましたが、C5 IIやC6は黒タンクで
外からオイル量を見ることはできません
前置きが長くなりましたが本題です
旧いハイドロ車を経験されたことのあるオーナー様は
ハイドロオイルのタンクキャップを開けてオイル量を確認する癖があるようです
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2024/04/uno0415_00001-0jnr2t7apu.jpg)
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2024/04/uno0415_00002-nmph3g0qf2.jpg)
儀式としては、車高をLOW(一番下)ポジションに下げ、
タンクキャップを外し、オイルがどこまであるかをのぞき込んで確認
上の画像のようにオイルは見当たりません
見えないと不安になるんですね〜 少ないのか? 足りないのか?
そこで居ても立ってもいられなくなりオイルを足しちゃうのですが
ここで足したらアウトですよ〜
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2024/04/uno0415_00003-8tjlom37q9.jpg)
C5以降のハイドロは、診断機につないで足まわりのオイルライン内の
圧の掛かったオイルをタンクに戻す作業(減圧作業)をします
タンクにオイルが戻ると画像のようにオイルが顔を出します
足りないと思って足してしまうと、減圧時にあふれ出してオイルの海に……
私が困りますので
勝手に足すのはやめましょう
RS-UNO(有限会社アールエスウーノ)