メルセデスが考える自動車の未来像

公開 : 2015.01.23 22:10  更新 : 2017.12.14 12:31

メルセデスのデザイン・チーフを務めるゴードン・ワーグナーによると、未来のクルマを考えるにあたっては、乗員を困惑させない技術を取り入れることがキーになるという。

ラスベガスで開催されたCES(コンシューマー・エレクトロニック・ショー)にて発表されたメルセデス F015は、未来の自動車がどのような見栄えで、どんな方法でドライブできるのかをイメージさせるモデルであった。メルセデスのデザイン・チーフであるゴードン・ワーグナーはこう語っている。「テクノロジーをどのように利用するかが自動車メーカーを分けるポイントになるのです。スマートフォンを製造するメーカーはたくさんありますよね。しかし、アップルは唯一の存在といえます。それゆえ、われわれメルセデスは、モダン・ラグジュアリーというものの意味を明確にしたいのです。それに、テクノロジーが複雑過ぎてはならないと考えています。」

「デジタルの世界における進歩は非常に魅力的ですが、あまりに複雑過ぎる側面があります。極端な例ですが、自動運転するクルマに乗る乗員は自分たちの安全をクルマに委ねなければならないでしょう。だからこそ、クルマと乗員との関係をどのように築いていくか考える場合、設計、素材選び、クルマとの意志疎通の簡略化が重要なポイントになるのです。」

「どのようにシステムが機能して、外観がどんな見た目のクルマになるのか。そうしたすべてのことに関わってくる問題なのです。われわれのコンセプトは物を省いていくという考え方です。過度に目立たせたフロント・フェイスやアグレッシブなヘッドライトというのは、正しいメッセージを発しません。高速道路でカーチェイスする自立走行車なんて目にしたくないですよね。そんなもの信用できませんし、クールなはずありません。自動車というのは信頼できる頼もしいルックスで、あらゆるテクノロジーが迷わずに使えるものであるべきなのです。」