EVモデル、ナノフローセル・クワントF

公開 : 2015.02.11 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

来月行われるジュネーブ・モーターショーで、リヒテンシュタインのEVメーカー、ナノフローセルはクワントFと名づけられた4シーター・サルーンを発表する。

このクワントFは、昨年のジュネーブ・モーターショーでプレビューしたクワントeスポーツリムジンをベースに発展させたモデルで、スタイルの見直しのみならず、そのメカニズムにまで手が入れられている。その航続距離は800kmを誇るという。

全長5250mmのクワントFは、合計出力が1090psという4台の735Vの電気モーターを備える。これは、前年のeスポーツリムジンの925ps/600Vよりも向上した値だ。トランスミッションもナノフローセルで自社開発した2速オートマティックで、トップ・スピードは300km/hだ。

技術担当役員にナンツィオ・ラ・ヴェッキアは、その電池にイオン液体を使った独自のフローセル・バッテリー技術を使用するという。このバッテリーは従来の燃料電池の水素と酸素の代わりに、プラスとマイナスという2つのイオン液体を使用するのが特徴だ。また、燃料タンクは500ℓで250ℓずつ2つに分けて搭載される。これは、eスポーツリムジンよりも30%ほど大きくなっている。

ドライブ・トレインは4WDであるが、巡行走行時にはフロントのクラッチを切り、RWDとして走行するという。

リア・ウイングは80km/hを超えると自動的にせり出し、ダンフォースを増加させる。

このクアントFが実際に生産されるかどうかは現時点では不明だ。