ロールス・ロイスは高級志向を継続

公開 : 2013.03.19 12:16  更新 : 2017.06.01 01:49

高級志向はロールス・ロイスの会社にとっても、カスタマーにとってもとても重要なことだ、とCEOのトルステン・ミュラー・エトヴェシュは語った。

ゴースト・ベースのレイス・クーペは215,000ポンド(3,100万円)という価格で、この秋から発売される予定だが、それ以外のモデルは慎重に考えなければならないとミュラー・エトヴェシュは言う。

「われわれも新しいブランドの方向というのを見出したいとは思っている。しかし、常にそれは慎重に行動する必要がある。1世紀以上の歴史を持つわれわれの血統は、そこに尊重すべき責任が存在するのも確かだ。実際、われわれは生産を増やそうとは思っていない。というのも、工場にはそのキャパシティがないのだ。もちろん150,000ポンド(2,100万円)台のクルマを作ることは可能である。しかし、われわれのカスタマーの多くは、200,000ポンド(2,900万円)の高級なクルマを望んでいるのだ。」とミュラー・エトヴェシュ。

また、ミュラー・エトヴェシュは今後ニュー・モデルは2年おきになるとも語った。

現在、中国、ロシア、ブラジルで急成長しているSUVの需要についてももちろん考慮にいれているとはいう。「もちろん、SUVについて除外することはない。しかし、現時点ではわれわれのラインナップにSUVが加わることは想像できない。われわれのカスタマーの多くは、ロールス・ロイスを所有していることはもちろんだが、SUVとしてはレンジローバーを持ち、スポーツカーとしてはフェラーリを持っていることが多いからだ。あえて、その市場に踏み込むことはないと考えている。」

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