メルセデス、911のライバル開発に青信号

公開 : 2012.02.07 19:00  更新 : 2017.06.01 00:54

SLSクーペとロードスターの成功を受けて、AMGはポルシェ911のライバルを生産することになった。彼らがスーパーカー達の中で、確固としたAMGブランドを確立したいという意思があったことをメルセデスの情報筋は明らかにしている。そして、SLSが利益を上げたため、それが可能となった。

「AMGは、他の会社と同様に、財務上の結果を重視している」とAMGのボス、オラ・カレニスは答えた。「従って、おもしろ半分にモデルが設計・生産されることはない。われわれは、新しいプロジェクトをスタートするにあたり、理にかなったバックグラウンドが必要だ。SLSはブランドを作り上げるのに成功したし、魅力的な技術をももたらした。では、ポルシェ911に対抗しうるモデルを造ることを決定したのか。それは恐らくイエスではある。しかし決定ではない。」と。

「明白であることは、われわれが顧客やファンからの圧倒的な反響に応える時期にきたということ。しかもそれらの顧客やファンは、いままでのAMGのファン層とは違う、新しい層である。そして、今がAMGブランドを発展させる時期に来ているということも確かである。」

話題に上る、エントリーレベルの80000ポンド(960万円)の2シータースポーツは、2013年後半から発売されることになろう。全く新しい500bhpを発揮するツインターボ5.4リッターV8を搭載する。エンジンはフロント・ミドシップに搭載され、ドライバーはリア・アクスルのほぼ真上に座る。0-100km/hが4.5秒のポルシェ911カレラSを超えるパフォーマンスを持ち、最高速も290km/hをたたき出さなければ意味がないだろう。

この新しいAMGは、クーペとロードスターが生産される予定だ。

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