特別企画

2017.08.23

ベントレー・ベンテイガ 2年連続の「AUTOCAR Awards」 世界基準の「ぜいたく」の今

text:Fumio Ogawa(小川フミオ) photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

2年連続の「AUTOCAR Awards」

常識やぶりは英国人の得意芸といっていいかもしれない。ジェットエンジンやカーボンファイバーの発明にはじまり、ベントレーのようにレースで速い高級車もまた英国ならでは。

超がつくぐらい高級で高性能なSUVも、ベンテイガとしてベントレーがまっさきに量産化した。

2015年に本国で発表されたベンテイガ。日本でもすかさず発売された2016年に「AUTOCAR」の「AUTOCAR Awards」を受賞している。カテゴリーは「Game Changers」賞。

「ぜいたくさと高性能とSUVの多様性を併せ持った存在で、唯一の、そして最高のラグジュアリー4×4」と受賞理由が述べられていた。

2017年にベンテイガは2年連続で受賞。今回は日本への導入も検討されているともきくディーゼルによってだ。「より好燃費で、より使い勝手がよくなったラグジュアリーSUVで、ガソリンエンジン搭載のW12なみに洗練されている」と評された。

日本でも乗れるガソリンエンジン車は新開発の気筒休止システムを備えた6ℓW12ツインターボを搭載。608psの最高出力と91.8kg-mの最大トルクを発生する。

これに8段オートマティックトランスミッションと、フルタイム4WDシステムを組み合わせている。

メーカー発表の燃費は高速と市街地混合モードという欧州値でリッターあたり11km。全長5150mm、全高1755mm、重量2530kgの車体を持つクルマとしては異例に良好といえる。

ベンテイガが好まれているのは、このうえなくぜいたくなインテリアのしつらえと、他を圧倒する外観的な存在感だけが理由ではないだろう。

大事な操縦性の面でも際立っているのだ。往年の名ドライバー、デレック・ベルがおもしろいことを言っている。

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