エックススタイルの外崎です。

クルマにこだわりのあるユーザー様の多い弊社では、時としてこんなクルマの製作を依頼されることも。

一見するとロケバスのようにも見えますが、車内はゆったりとしたシート配置（しかも全てレカロシート！）の5シーターで、キャンピングカーとしての設備も備えた快適ツーリング仕様なのです。

普通免許で運転できる上に、とても珍しいスーパーショートボディボディは全長6メートル以下に納まるのでフェリーの料金も安いのです。オーナー様の指定席はフロント助手席。フル電動レカロとカーペット張りのゆったりとしたフットレストを備え、見晴らしも抜群の特等席です。

しかしキャブオーバー型のフロントはクラッシュ時の安全性に不安があるとのことで、フロントノーズを6メートルギリギリまでストレッチさせています。純正でこんな仕様があるように見えるボディですが、オフセットされたバンパーとノーズに合わせてフロントフェイスもワンオフで製作されています。

さすがにこれだけの大規模なモデファイとなると、架装メーカーやキャンピングカービルダーなどのスペシャリストの協力も得ましたが、オーナー様のエンスーなこだわりを職人さんに伝えるプロデューサーとしてとても楽しい仕事でしたね。

今回はオフシーズンということでメンテナンスでお預かりしていますが、オーナー様としてはまだまだこれで完成ではないとのこと。これからどう進化していくか楽しみな1台ですね。