ミラノオートサービスの安藤です。

昨年フランスのポーで5月に開催された「PAU GRAND PRIX 2014 HISTRIQUE」に参戦したアルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTA。昨年はグランプリ発祥の地を無謀にもラリー仕様の車高で走り、盛大なロールで人気を博したのですが、今年は少しタイムアップを目指そうということでベッタリとスプリントレース仕様にセットアップ。

フランスまで船便で1ヶ月以上かかるため、そろそろ船積みの日が迫っています。そんな中、袖ヶ浦でテスト走行を行ってきました。しかしイイ感じの感触を掴んだ走行枠も終わろうとする頃、突然に駆動がかからなくなってしまうトラブルが発生！　惰性でかろうじてピットに戻ってきましたが、そこから弊社までは積載車のお世話になりました。

到着と同時に工場に運び込まれたGTA。すぐさまにリアホーシングを降ろします。どうやらデフに入っているドライブシャフトのスプラインが摩耗でズルッといってしまったようですね。初期の1300や1600のジュリアは後の1750や2000と比べるとシャフト径が細く、しかもノンスリ入りとなるとレース用パーツですのでライフが尽きたようですね。

船積み直前のトラブルにはクラッときましたが、ある意味、船積み前にトラブルが出てくれてよかったともいえますね。