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どんなに小さくても、意味があります

佐藤自動車工業所の佐藤です。

ポルシェの修理をしていると時々、よくできているもんだな〜と手が止まることがあります。しばらく見とれているうちに、どんなに小さくても意味があることに気がつきます。

ナローのメカポンは手順で調整していかないと、とんだ遠回りになることがあります。気が付いたら数日たっていることもザラです。

スロットルリンクの調整のボールピン・ソケットですが左ネジのソケットにはストライプが入っています。

こちらは73年式のオリジナルメッキのままで、ゴールドに近い色合いのメッキがされていて、69年以後のメッキより色合いが濃い目です。初期のナローのメッキは弱めの薄い色合いで、ほとんどがはがれています。

もちろん356では初期からストライプ入りです。同じ形で作れば生産コストは安いだろうに何でわざわざこんなに種類を作ったのでしょうか。それでも並べていると楽しくなってきます。356の時代ではナットのサイズも9ミリのスパナを使うナットですが、とうの昔に生産中止なので、現在は8ミリのスパナを使うナットしかありません。左ねじのナットにストライプが入る年式もあります。

完全レストア済みというポルシェなら、こんなところも見所です。メッキの色、ナットのサイズ、ストライプのデザインを楽しみましょう。

佐藤自動車工業所

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