ここのところ工場を独り占めしていたのは・・・
ガラージュ・ド・リュミエールの福山です。
ここのところ、ウチの工場内はガラーンとしてクルマ1台だけが作業中・・・という状態が続いていました。といっても別にヒマになっているのではなく、手がかかるクルマの作業に集中したいので、他の仕事を一時的に止めていたんです。
ひとりで工場内を占拠しているのは、アルファスッド・ベルリーナ。昔に私がお客様に販売した車両ですが、ここ5年ほど寝かせてしまっていたということで不動状態になっていました。オーナー様は関西にお住まいですが、「また復活させて欲しい」ということでお預かりしました。
さすがに5年も動いていないと結構手を入れる必要があり、水廻りはもちろん、エンジンのオーバーホールやブレーキ周りの修理、各部のサビ取りや鈑金塗装などやることはてんこもり。現存数の少ないスッドは部品も廃番が多く、社外品もあまり多くありません。また、あったとしても強気な値段だったりしますね。
しかし、部品によっては実は75辺りと同じものが使われていたり、弊社秘蔵の部品もあったり、いよいよなければ配管などは作ったりして対応しました。下廻りのサブフレームなどは保管状況がよかったのか、思いの外腐食は少なかったので、サンドブラストでキレイに掃除して塗装します。
休みの日も返上で作業を続けていますが、他のお客様にご迷惑をおかけしないためにも、できるだけ早く完成させたいですね。
ガラージュ・ド・リュミエール