ミラノオートサービスの安藤です。

2018年のヨーロッパ遠征のレースは二年ぶりIBERIAN HISTORIC ENDURANCE のシリーズ戦の一つになっているSPA SUMMER CLASSIC 3HOURS に参加いたしました。

今年は弊社ミラノオートサービスのお客様からなるクラブ1000マイルの４０周年という事もあり

チーム総勢18人でスパ・フランコルシャンに集合しました。

エントリーした車は二台。1965年アルファ・ロメオ・ジュリア・スプリントGTA と1964年 アルファ・ロメオ・ジュリア TI。

ヒストリックカーによる3時間耐久レースでエントリー台数は70台！！

ドライバーは３人で挑みます。GTAには私達のメインのレース活動であった今はなきインタークラブ耐久レースの常連ベテランドライバー三人。スパは三人とも初走行となります。

一方ジュリアTIは私安藤とイギリスからの二名で、スパの走行は全員それなりの経験が有ります。

こちらのTIは元々日本でお客様であったJ様がイギリスへ移られた後に、私共へイギリス国内レース向けの車の作製を依頼。２～３年の時を経てようやくフルレストアが完成し、今年イギリスへ送ったばかりの車です。

直前までHTP取得の為の作業で、スパへ向けての準備がほとんど出来ぬまま本番を迎えました。

日本国内でサーキットテストは行っておりますが、レースとしては今回が初めて。いわばシェイクダウンであり、いきなりの3時間耐久は、不安だらけでありました。

イベントは木曜日から日曜日の四日間。

耐久レース以外にも様々なカテゴリーのレースが開催され旧車のスプリントレースやケーターハムのワンメイク、90年代位までの市販車ベースのチューニングカー等がサーキットを埋め尽くして、練習走行日を入れると四日間、連日一日中走っています。

私達は木曜日より現地入りし練習走行、予選と走行を重ね、何とか準備万端で決勝土曜日を迎える事ができました。

予報からスパウェザーといわれる雨も心配していましたが、決勝は常にドライコンディションで終えることができました。途中、セーフティカーや軽い接触、燃料ギリギリでのピットイン等耐久レースならではの楽しみもありましたが、2台ともに無事完走。（結果やレース中の細かい話はまた別の機会にでも）

製作・メンテナンスした私共としてはドライバー方が皆走る事ができ、完走したという事実が何より嬉しく今年初めからの準備がようやく完結し、ホッといたしました。

ベルギーのスパ・フランコルシャンにはるばる日本とイギリスから皆で集まり、大好きなアルファロメオで耐久レースを楽しみ、うまい酒で乾杯する。今回も最高の想い出となりました。