ジャガーXJ40 エンジン失火、デスビローターが原因を突き止める
SEEの西城です。
難航していたジャガーXJ40。
失火が原因だろうというところまでいったのですが、確信が持てずにいました。しかし、ディスビのセンターコードまでは高圧が来ているのですが、プラグへのコードまでは来なくなっているようでした。ということはディスビの中で高圧が消えているということなので、ローターが怪しいと…。しかし、ローターの抵抗部分はきちんと導通していますし、見た目での破損や焼損は見当たりません。ディスビキャップのセンターピースや電極の導通は問題ありませんし、やはりキャップにも派損や焼損は見当たりません。なのに、どこかへリークしているのです…。
ローターの裏側
キャップのセンターピースは確実にローターの中心電極に当たっていますし、ローターの抵抗は導通しているので外側電極にも高圧は通るはずです。けど 外側電極 までいかないということは、中心電極から近い金属部分にリークしているのだろうと。ローターの中心電極の真下にはディスビのシャフトが刺さっています。もしかしてローターの裏側のシャフトが刺さっている部分に目に見えない亀裂があるのかもしれません。
試しにこんなことしてみました。画像には映りませんでしたが、なんとこの状態でローターの外側電極から、クルマのボディに生えているスタッドに向かって火花が飛ぶのです。ということで、結局ローターが原因だったいうオチです。念のためキャップもセットで注文しました。
今回はポンプ自体の不具合とポンプハウジングの不具合が重なった上に、さらにディスビローターにも不具合があったため、原因の特定が非常に難しかったです。現象も常に出るわけではなかったり、現象が出ても毎回違う出方だったり…。
とりあえずエンジンがかかって乗れる状態になったので、しばらく不具合が出ないか試走する予定です。新たな不具合とか出ませんように…。
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フィアット850スポルト・スパイダーとフィアットX1/9 850、失火エンジンの不調、X1/9、キャブ問題、エンジンの不調、プラグの交換とキャブの修理によって復活
非公開: SEE 〜automobile〜 | 2024.03.07