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’73 ポルシェ911T ロッカーシャフトからのオイル漏れ バルブカバーと勘違いしがち 組み付けにひと手間



シンリュウの箭内です。
こちらは73年式ポルシェ911Tのロッカーシャフトからのオイル漏れの様子です。
場所柄、バルブカバーからのオイル漏れと勘違いしやすく、このクルマも
過去にバルブカバーパッキンを補修した形跡がありました。


外したバルブカバーの裏側にオイルが溜まっていますが、リブで仕切られた下側の部屋に
オイルが溜まっているのは、カムハウジングを通ってオイルが漏れ出た証拠ですね。

ロッカーアームシャフトとはその名の通りロッカーアームを貫通する形で固定している部品です。
この部品はレース用の特殊なモデルを除き、純正の状態ではシールやガスケットを入れて
組み付けるようにはなっていないので、どうしても古くなるとオイルが漏れてきます

空冷ポルシェの整備になれているメカニックならば、予防策として組み付け時にシャフトの当たり面に
シール材を塗布して組む場所ですね。中には分解せずにシャフト穴のくぼみ部分にコーキング材を入れている
対処療法的なケースも見られますが、見た目が美しくない上に、根本的な解決になってない場合が多いので、
やはりここはいかにキレイに組むかということも意識しながら作業を行います。

メンテナンスガレージ シンリュウ

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