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シトロエンCX スピードメーター修理、細部にシトロエンらしさが

SEEの西城です。

シトロエンCXはスピードメーターの動きが怪しいのでケーブルは問題無さそうなのでメーターを外して見てみます。

メータークラスタ

まずメータークラスタ上の天板的なトリムを外すのですが、メーター正面側から2本のタッピングビスで留まっているだけでした。天板を外すとクラスタがやはりタッピングビス2本で留まっているのでそれを外したらクラスタが動きます。

メーターのコネクタ

メーターケーブルは2分割式になっているので、バルクヘッドのところで接続ナットを緩めて分割しておきます。メーターへのコネクタは10個くらいあるので、後で刺し間違えないようにマーキングしておくと良いようです。このクルマは既に先人がマーキングしてくれていたのでそのまま外しました。今時は、挿し間違えのないようにフールプルーフな設計になっていて、たいていピン数やコネクタの形状を変えたりして挿さるようにしか挿さらないようになっていますが、古い設計のクルマはそこまで考えられていません。

スピードメーター裏

コネクタを全て抜いたら、短いメーターケーブルを付けたままメータークラスタを抜き取ります。ケーブルを手で回してみるとメーターからキコキコというような動きの渋い感じの音が出ます。どうもメーター側の問題のようなのでメーターケーブルを外すのですが、ちょっとしたコツが必要だったりして、慣れないとちょっと面倒です。外したらケーブルを受ける部分とそれの外側の隙間にちょう度の低いスプレーグリスを浸透させました。

短いスピードメーターケーブル

以前に一度、プラスチックのスリーブ部分で折れてしまったらしく、先人が接着剤で補修していました。また折れると面倒なのでちょっと補強しておこうと思います。念のためケーブル自体にもグリスを塗っておきました。

メーター類を戻して試運転してみたのですが、音が消えて針の踊りも少なくなりましたが、距離計が動きません。これはメーター内部の問題なので、専門の修理業者さんにお願いするかメーター自体を良品と交換するしかありません。自分でバラしたとて、ギヤが磨り減っていたりしたらお手上げなので

修理するにしても良品を手に入れるにしても結構な費用がかかりそうです。シリーズ21に比べるとパーツや情報が少なくて、なかなか大変です。

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