トヨタ・クラウン ECU修理、液漏れ跡発見
SEEの西城です。
ちょっと前にエアフロをいじりましたが、今回は90年代くらいのクラウンのECUが調子悪いかもしれないとのことでお預かりしました。
コンデンサの液漏れ
オーナーさんがECUの蓋を開けたら、コンデンサの下あたりがなんだか黒くなってるとのことでしたので、これはもうコンデンサが液漏れしているのだろうと。割と大きめの容量の電解コンデンサが4つほど液漏れしていました。
液漏れ跡
コンデンサを外したら、その下のパターンが電解液によって腐食しています。グリーンのレジストが剥がれてしまい、その下の銅箔のパターンも傷んでいます。この手のコンデンサは電源周りに入れられているので、結構なリプル電流にさらされます。なので、こういったところには耐リプル電流の高いタイプのコンデンサが使われています。それでもアルミ電解コンデンサは、そもそもそれほど寿命が長くありません。
こちらも
低ESRタイプのコンデンサの持ち合わせはあまりないので、付いていたものと同じタイプのコンデンサを注文しました。どうせならOS-CONのような固体電解コンデンサでも奢ってあげたいですが、高耐圧のものが無いので同じタイプのものを付けることになりそうです。パターンの修正とコンデンサの交換で直ることを願ってます。
-
フィアット850スポルト・スパイダーとフィアットX1/9 850、失火エンジンの不調、X1/9、キャブ問題、エンジンの不調、プラグの交換とキャブの修理によって復活
非公開: SEE 〜automobile〜 | 2024.03.07