こんにちは、Jスクエアです。
BE型スバル・レガシィのお客様から、
ABS警告灯が点灯しているということでご依頼いただきました。

オーナー様はまずディーラーさんに相談されたのですが、
ABSの部品供給が終了しており修理できないとの返答だったそうで
そこでオーバーホールできる弊社にご相談いただきました。

通常はABSユニットとなる故障も、Jスクエアではユニットを分解して修理します。
　
　

入庫時はABSランプが消灯していました。
これはABS故障の初期症状ではよくあり、
ABSランプが点いたり消えたりします。
そのスパンがだんだん短くなり、
最終的にはABSランプが点きっぱなしになってしまいます。

点灯、消灯を繰り返している初期症状の状態では、
修理対応できるケースが多いですね。
　
　

診断機を接続してみると、こちらの故障コードが読み出されました。

・FRホールドバルブ故障

このコードからバルブ本体の機械的故障ではなく、
基板のバルブ制御をする回路の不具合が予測されます。
しかし、実際には基板を見てみないとどのような不具合かは断定できないため、
顕微鏡を使って基板表面の状態を確認する必要があります。

このABSコントロールモジュールを分解し、内部の基板を修理します。
取り出した基板を診断したところ、基板上の配線の腐食が見つかりました。
まずは、お客様に状況をご報告です。

現状をお伝えし、修理の進行をご指示いただきましたので、
引き続き基板の修理を行っていきます。

このような基板上の配線部分を修理していきます。

こちらが修理完了したモジュールです。
車両に取り付ければ、修理は完了となります。
この度は、修理のご依頼ありがとうございました。

BE型レガシィのABSユニットはABS警告灯が点灯しはじめてすぐの段階ならば
修理が可能な場合が多いですが、そのまま半年以上放置してしまった場合など
修理できないこともあります。
このABSユニットはメーカー供給が終了しているため、
今回のように内部の修理を行う必要があります。
長くクルマに乗り続けたい方は、ABSランプが点いたら
なるべく早くご連絡いただければと思います。