BMW、次期CEOにハラルド・クルーガー

公開 : 2014.12.11 21:00  更新 : 2017.06.01 02:11

BMWは、12月9日に行なわれた監査役会で、来年5月13日に行なわれる年次総会で承認されれば、ハラルド・クルーガーが次のCEOになると決定した。現CEOのヨアヒム・ミルベルクは、監査役に退く。

ミルベルグは、「現在、自動車業界では根本的な変化が起きています。明日のモビリティを形作る上で積極的な役割を担おうとする者は、未来の課題に対する実行可能なソリューションを打ち出し続ける必要があります。BMWグループは、プレミアム・セグメントのリーダーとしての役割を維持していく意向です。これを実現するために、私たちは責任を適切な時期に次の世代に譲っていく必要があるのです。」とコメントを発表した。

また、これまでBMWのリサーチ&デベロップメントの責任者であった、ハーバート・ディエズが電撃的にフォルクスワーゲンへ移籍をした。これは、BMWにとってかなり打撃となる移籍だ。ディエズは、現行のスタンダード・モデルおよびMモデルの決定に大きく発言権を持っており、将来的な技術的革新についても深くタッチしていたからだ。

ディエズは、2015年10月1日から、フォルクスワーゲンでの新しい役職が正式に発表されることとなる。これを受けてBMWはクラウス・フレーリッヒを急遽、いままでディエズがいた役職へつけると発表している。

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