ホンダ・ジェイド・ハイブリッドX

公開 : 2015.02.26 23:50  更新 : 2017.05.29 19:09

■どんなクルマ?

“立体駐車場に入る3列シート・ミニバン”は、永らくホンダが得意としてきたカテゴリーだった。同車のステップワゴンなど、いわゆるハイトミニバンが両側電動スライドドアを備えていたのに対して通常のヒンジ式ドアを備え、より乗用車的なハンドリングとスポーティなスタイリングを実現した3世代目&4世代目オデッセイ、そして先代ストリームというラインナップは人気を博した。

しかしオデッセイは2013年に行われたフル・モデルチェンジで、同社のエリシオンと統合されるような形でハイト・ミニバンへとカテゴリーを異動、いっぽうストリームは8年にも及ぶ長いモデルライフを終えて消滅。ホンダが切り拓した”立体駐車場に入る3列シート・ミニバン”のカテゴリーに、Hマークを掲げるモデルは1台もいなくなってしまった。

そんな状況下に登場したのが、3列シート6人乗りの世界戦略車・ジェイドである。すでに中国市場では’13年より発売されているが、中国市場向けは全車が1.8ℓ4気筒を搭載して2列シート車も設定されるなど、日本仕様とは大きく内容が異なる。

今回、日本市場に導入されるジェイドは、パワートレインに1.5ℓ×ハイブリッドを搭載する日本専用モデル。シート配列は独特のV字スライドを採用した3列シート6人乗りだ。グレードはベース・モデルのハイブリッドと、内外装の装備を充実させたハイブリッドXという2種類。いずれも生産は日本国内工場で行われる。

■どんな感じ?

全体的にはオーソドックスなステーションワゴン風のフォルムを持つジェイド。ボディサイズは全長4650×全幅1775×全高1530mm。ストリームよりひとまわり大きく、先代オデッセイと比較するとわずかに小さい。全高1530mmは、ほぼすべての立体駐車場に納まるサイズだが、計測点はシャークフィン形状のアンテナであり、ルーフの高さでいえば1500mmに留まっている。

そんなジェイドを実際に目の前にしてみると、数値以上に小さく見える。というより、ガラス・エリアがとても大きい。ドアのショルダーラインはサイド・ミラーの付け根で1段下がり、それからリアに向かって伸びやかに上昇していくラインを描く。天地方向に大きく取られたサイド・ガラスは、ルーフ高を低く抑えつつ車内を広く、明るく見せることに貢献している。

運転席に乗り込んでみると、明るく広いという印象はいっそう強くなる。全幅1775mmという絶対的なサイズもさることながら、サイド・ウインドウを立てたことにより上半身部分での余裕を感じる。同社のアコードと同寸を目指したというドライビング・ポジションは、後方を振り返らなければミニバンと気付かないほどだ。

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