フォルクスワーゲン・スポーツ・クーペ・コンセプトGTE

公開 : 2015.02.26 22:40  更新 : 2017.06.01 02:11

フォルクスワーゲンはジュネーブ・モーターショーで新しいスポーツ・クーペ・コンセプトGTEを発表する。

このスポーツ・クーペ・コンセプトGTEは、次世代のCCのプレビュー・モデル的存在であり、更にそのCCと多くを共有する第8世代のパサートのプレビューでもある。

スポーツ・クーペ・コンセプトGTEには、新しいフォルクスワーゲンのデザイン言語が使用されている。このスケッチからは、フロントの幅いっぱいのグリルや、フロント・バンパーに統合されたロワ・ベントなどが見て取れる。また、リアのスウェプト・バック・デザインには、ブート・リップとデュアル・エグゾーストが装着されている。

フォルクスワーゲンのデザイン責任者であるウォルター・ダ・シルヴァは、「このコンセプト・モデルはフォルクスワーゲンのDNAを正統に引き継ぐもの。そしてそれをよりシャープにしたものだ。更に、われわれのグループの中でも、最も生産量の多いフォルクスワーゲンというブランドが、今後、どのような方向に進んでいくかを示しているものである。」と語った。

公式にはパワー・トレインは明かされていないが、このコンセプト・モデルがターボチャージャーを備えたガソリン・エンジンと2台のモーターによるハイブリッドであることは確認している。具体的には1.4ℓのガソリン・エンジンとモーターの組み合わぜで、50.0km/ℓの燃費をマークするという。また、 “革新的な” 4WDシステムも採用されるということだ。ちなみに、このパワー・トレインは、昨年のパリ・モーターショーでデビューしたパッサートGTEコンセプトをベースとしたものだ。

新しいパサートについてはより高級志向になり、それに伴ってCCはメルセデス・ベンツCLSアウディA5スポーツバックのライバルとなるポジショニングまで引き上げられるという。車両開発の責任者、ハインツ・ジェイコブ・ナッサーによれば「古典的なBクラスおよびCセグメントのサルーンに変わるモデルになる。」ということだ。

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