BRITISH CLASSIC CAR MEETING 2015

2015.06.07

text & photo:Shunichi Uchida (内田俊一) photo:Chizuko Uchida(内田千鶴子)

 
名古屋市緑化センターが主催し、名古屋市公会堂と名古屋MGカークラブ協力によるBRITISH CLASSIC CAR MEETING 2015が、鶴舞公園花まつりの一環として開催された。

1909年(明治42年)に開園した鶴舞公園は、名古屋市が整備した最初の公園だ。第10回関西府県連合共進会(地方万博)の会場として、また、当時名古屋には存在しなかった大公園の開設を目指して作られた。名古屋市の中心に位置し、JRや地下鉄鶴舞駅前にあることから、公共交通の便も優れている。この公園では、4月から6月にかけて“花まつり”が開催され、その一環として、BRITISH CLASSIC CAR MEETING 2015が開催されたのだ。因みにこの公園でクルマのイベントが開催されたのは初めてだという。

当日は、噴水塔を中心にした西側に車両を展示。鶴舞駅から公園に向かって入場すると、MGを中心にした30台強のイギリス車たちが“お迎え”するような展示であった。

特に大きな事前告知はされていなかったが、当日たまたま来場した人たちは、少しの驚きとともに、記念撮影をしたり、携帯でイベント情報を教えたりと一応に楽しんでいる様子であった。

スケジュールは、お昼前にロッカーカバーレース(エンジンのロッカーカバーを加工し車輪をつけ、坂を下らせて一番早くゴールするかを競うもの)が開催された。それ以外の時間は、名古屋市公会堂内や展示車両の周りで参加者同士、話に花を咲かせていたほか、来場者からの質問に丁寧に答える姿が印象的であった。

鶴舞公園事務所所長の松井好直さんは、「都心にあって、オアシスとして普段でも大勢の方に来場してもらっている。しかし、いつもやっているものとは違うイベントを模索していた時に、名古屋MGカークラブから話があった。来場者からは新しいイベントが開催されていると喜んでもらえたようなので、今後もこういった期待にこたえる意味もあり、年1回、あるいは2回は開催していきたい」と述べていた。

  • 噴水塔の前で、高らかなファンファーレと共にスタート。白い砂利と戦前のMG。そして噴水塔と、まるでイギリスの公園のようだ。

  • 花まつりの一環として開催されたこのイベント。城内には至る所で花が咲いていた。

  • イギリス国旗と共に、バグパイプが終日流されていた。奥に見えるのが名古屋市公会堂。

  • 今回、サルーンは3台お目見え。いずれもMGであった。

  • 真正面に見えるのが鶴間駅。このように、駅に向かってクルマは展示されていた。

  • MG TCの後ろ部分はワンちゃんの指定席。お気に入りの様子で、ここからなかなか出てこない。

  • ロッカーカバーレースの参加者たち。

  • 勢いよくスタート!! この先の白線までの競争だ。

  • お決まりの記念撮影。はい笑って!!

  • お疲れさまでした。家に帰るまでがイベントです。

  • 1933年 MG J2 ミジェット

  • 1933年 MG J2 ミジェット

  • 1934年 MG PA ミジェット

  • 1947年 MG TC ミジェット

  • 1950年 MG TD ミジェット

  • 1951年 MG TD ミジェット

  • 1952年 MG TD ミジェット Mk-II

  • 1954年 MG TF ミジェット

  • 1957年 MGA

  • 1959年 MGA

  • 1959年 MGA

  • 1961年 MGA

  • 1995年 MG RV8

  • 1964年 MGB

  • 1969年 MGB

  • 1972年 MGB

  • 1973年 MGB

  • 1978年 MGB

  • 1980年 MGB

  • 1969年 MGC GT

  • 1973年 MG ミジェット Mk-IV

  • 1974年 MG ミジェット Mk-IV

  • 1978年 MG ミジェット1500

  • 1978年 MG ミジェット1500

  • 1979年 MG ミジェット1500

  • 1980年 MG ミジェット1500

  • 1997年 MGF VVC

  • 1965年 MG1100

  • 1967年 MG1100

  • 1958年 MG ZBマグネット

  • 1959年 トライアンフ TR3A

  • 1997年 ローバーミニ

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