井原慶子、「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」に選出

2012.09.19

世界耐久選手権に年間参戦しているレーシングドライバー、井原慶子選手が9月18日に、内閣官房国家戦略室から「世界で活躍し、『日本』を発信する日本人」の一人に選出され、古川国家戦略室担当大臣から感謝状を授与された。

今回の選出は、ル・マン24時間レースを含むWECへの参戦を通し、日本人女性アスリートの活躍と、日本の自動車技術の高さを過酷なモータースポーツを通じて世界に強く発信した功績が認められたことによるものである。

井原選手は以下のコメントしている。

「25歳の時にレース・クイーンとして初めて観たレースに感動し、自動車運転免許の取得から私のレースキャリアは始まりました。途中、様々な困難はありましたが、『あきらめなければ夢はかなう』という信念のもと、多くの人たちにも支えていただきながらここまでやってきました。今年は、世界最高峰のレースで走る、という長年の夢をついにかなえる事ができました。これからも、我が国の自動車産業・モータースポーツの力と女性の大きな可能性を世界に発信し続けながら、応援してくださる皆さんには、私の諦めない姿勢を見ていただく事で恩返しをしたいと思います。」

井原選手は、5月にベルギーのスパ・フランコルシャンサーキットで行われたWEC第2戦で入賞を果たし、日本人として、かつ女性として初の世界選手権ポイントを獲得。8月に行われた第4戦イギリス、シルバーストンサーキット戦でもクラス5位に入る好成績をおさめている。また、6月にフランスで行われた伝統の「ル・マン24時間レース」にも、唯一の女性ドライバーとして参戦した。

「世界で活躍し、『日本』を発信する日本人」には、文化、科学、芸術、ビジネスなど多岐にわたる分野において国際的に活躍する人物が、内閣府と海外主要メディアの日本特派員により選ばれた。スポーツでは、井原選手の他に女子サッカーの澤穂希選手、ゴルフの石川遼選手も選出された。

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