キャデラック、アート&サイエンス・デザインを維持

公開 : 2012.11.06 12:09  更新 : 2017.06.01 01:05

キャデラックの英国の新しいデザイン・ボス、マーク・アダムスによれば、そのシャープなアート&サイエンス・デザインを維持するという。パリ・モーターショーで彼が話したことによれば、デザイン・クオリティを、歯切れのよいエッジを持ったスタイリング・ライン、緩やかにカーブを描くボディ・パネルとテール、そして幅の狭いヘッドランプとテールランプといった現行のアート&サイエンス・デザインに、デザイン・クオリティをプラスしていきたいという。

これは、キャデラックのデザイン・チームの何人かの予想とは正反対な答えだった。というもの、アダムスがヨーロッパのデザイン要素を取り入れると考えていたからだ。

アート&サイエンス・デザインは、ウェイン・チェリーの下、1990年代後半に登場したものだ。それはドイツのライバルとはまったく別の個性をキャデラックに与えた。

アダムスは、北米から出されたデザインを再編成し、プラットフォームをブランド全体で共有することで、彼らデザイン・チームの仕事が簡素化されると考えているようだ。彼がヴォグゾールでデザインを行なってきた時から、非常に前向きな影響を与えてきたことはよく知られたところだ。もちろん、キャデラックについても、創造的なプロセスがとられることだろう。

キャデラックは、ヨーロッパにおいても、世界的なプレミアム・ブランドとなることを望んでいるが、少なくともその道程は長いものとなろう。

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