BMW、完全自動運転モデルを2021年に導入へ

公開 : 2016.07.04 04:40  更新 : 2017.12.14 12:31

BMWは、インテルおよびオランダのモービルアイ社と協力し、完全自動運転モデルを2021年に生産すると発表した。

iブランドにつぐモデルとして、i-ネクストを展開することが今年に入ってアナウンスされたが、BMWはその車両は、インテルとモービルアイの人工知能技術を採用して2021年に導入するとしている。自動運転のオペレーションは、この2社のテクノロジーとシステムが中心的な役割を果たすという。

さらに、BMWは、都市間の輸送システム、つまり自動運転によるライド・シェアリングも開発が進行していることを明らかにした。

同社は、自動運転を達成するには、「アイ・オフ」「マインド・オフ」「ドライバー・オフ」の3つステージが必要になるとしている。

モービルアイのCTO、アムノン・シャシュア教授によると、2021年にはレベル3(アイ・オフ)およびレベル5(ドライバー・オフ)の自動制御を提供できるとしているが、BMW側は「優先すべきは安全性」として最終的な自動運転レベルを明確にしていない。

今回のパートナーシップ発表カンファレンスのメインテーマは安全性であり、自動運転に対し多くの賛同が得られたものの、こうした技術がリアル・ワールドで運用されるには、テスラのオートパイロット事故の件もあり、現時点では時期尚早というのがBMWの見解だ。

またBMWは、いかなる自動運転モデルも、現在彼らが提供しているエンターテインメント性とバリューをドライバーにもたらすと約束し、今回のパートナーシップが開発をすすめるプラットフォームは、他メーカーに対してオープンなものにすると発表されている。


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