ワイヤレス充電、ハロがテスト開始

2012.11.08

ハロと名付けられたワイヤレスEV充電のトライアルが開始された。これは、ワイヤレス・テクノロジーに長けたクアルコムが主導するもので、クルマと充電器を接続刷ることなく充電を行えるというもの。

具体的にはフロアに設置されたパッドから誘電ループ磁場を作り出し、車輛はバッテリーに接続しているパッドでその磁場から充電をするというもの。若干のロスはあるものの、その充電速度は’接触型’と変わりないという。これは、スマートフォンや電動歯ブラシに用いられている非接触充電と同じ原理で、ロールス・ロイス・ファンタムEEのプロトタイプに最初に搭載された技術だ。

クアルコムはこれが成功するかどうかはそのボリュームにあると見ている。トライアルは2年間の計画で、商業的に成功するかどうかを判断する。

第一段階は首都圏で行われる。シルバーストンにあるモータースポーツの会社、デルタが製造するデルタE4クーペで最初にテストが行われる。2013年にはルノーもフルエンス・サルーンで参加する予定だ。特に、このプロジェクトは、このフランスのメーカーにとっては重要なものとなろう。というのも、ルノーはEVに大きな投資をしているからだ。

「ワイヤレス充電は、EVが成功するかどうかの大きな鍵を握ることとなろう。このトライアルは非常に重要だ。」と、ルノーのスポークスマンであるサイモン・ティベットは語る。

アディソン・リーという小型タクシー会社も2014年に、このプロジェクトに参加する。アディソン・リーは、首都圏で2014年にEVタクシーを導入する計画でいる。

現在、ポーラー・ネットワークという、従来型の接触型充電ネットワークを展開している会社も、ロンドンの内外に6つの無線ステーションを設置するという。将来的には4,000のポストに無線ステーションを設置する計画もある。そのコストは、1箇所につき3,000ポンド(38万円)で、イギリス国内のプロジェクトであればそのコストは700ポンド(9万円)まで引き下げられるという。

クアルコムは、その究極は路上にそのシステムを組み込むことだという。また、それは現在の技術でも可能だという。もちろん、そのためには各機関との事前のネゴシエーションが必要とはなるが。

 

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