テックルールズGT96はジウジアーロ・デザインに

公開 : 2016.08.31 04:40  更新 : 2017.06.01 00:42

イタルデザインのファウンダーであるジョルジェット・ジウジアーロとその息子、ファブリジオ・ジウジアーロがデザインを担当するテックルールズGT96というガス・タービンのスーパーカーが計画されている。

中国資本となるこのテックルールズが、ジウジアーロ親子に、来年リリースを予定しているガス・タービンによりEVモデルのデザインを依頼したのだ。また、ロードカーとコンペティションカーに高い技術を持つLMジャネッティにエンジニアリングとプロダクションが依頼されている。

テックルールズは、写真にあるGT96コンセプトを今年のジュネーブ・モーターショーでプレビューしている。しかし、そのデザインが大きく変わることになる。

ボディはカーボンファイバー製で、パワートレインは、バイオガスあるいは天然ガスを燃料としたガス・タービンで発生する電力を利用した6つのモーターを利用する。TREVと名付けられたパワートレインのシステムは、ガス・タービンを利用した発電のためバッテリーが小さくて済むという利点を持つ。そのため、重量が軽量で済むというのが特徴。

パワーは1044psで、0-97km/h加速は2.5秒、最高速度は350km/hというパフォーマンスを持つとされる。バッテリーのみの航続距離は150kmだが、TREVレンジ・エクステンダーを利用することで、航続距離は1930kmにまで伸びる。

このテックルールズGT96は、来年3月のジュネーブ・モーターショーで公開されることが決まっており、実際にプロダクション化されればLMジャネッティが最高年間25台の生産が可能だという。

テックルールズのチャアマンであるウイリアム・ジンは、「ジョルジェット・ジウジアーとファブリジオ・ジウジアーロがデザインを手がけ、LMジャネッティがテクニカルなサポートを行ったGT96を、2017年のジュネーブ・モーターショーで発表できることを楽しみにしている。」とコメントしている。



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