ニュー・アウディRS6は来年7月デビュー

公開 : 2012.12.05 13:32  更新 : 2017.06.01 01:21

アウディは来年の7月に、新しいRS6アバントを英国でデビューさせる。このエステートは、306km/hの最高速と、3.9秒の0-100km/h加速、そして9.9km/lの燃費をマークする。

このRS6は、S6、S7,S8に搭載されるツインターボ4.0リッターV8を搭載し、クワトロ・システムが装備される。そのエンジン・パワーは552bhp/5700rpm-6700rpm、トルクは71.3kg-m/1750rpm-5500rpmだ。現行RS6の搭載するV10エンジンよりもパワーは28bhp下がるが、トルクは5.1kg-m上がっている。

2基のツイン・スクロール・ターボは、V型の挟角の間にインタークーラーと共に設置され、ターボラグを最小限に抑えるレイアウトとなっている。アイドリング・ストップと、8本のシリンダーのうち4本を抑えるシリンダー・オン・デマンドが装備される。

最高速度はリミッターで250km/hに制限されるが、ダイナミック・パッケージ・プラスでは最高速度は306km/hに、ダイナミック・パッケージでは280km/hとなる。このようなアウトバーン・ストーミング・スピードを持つにもかかわらず、そのCO2排出量はV10モデルよりも30%低い229g/kmだ。

トランスミッションはZF製の8速オートマティックだが、パドル・シフトが標準装備となる。

クワトロ・ドライブトレーンは、オイルクーラーを持つセルフ・ロッキング・ディファレンシャルを持ち、リア・ホイール用のスポーツ・ディファレンシャルがオプションとなる。

RS6のサスペンションはS6よりも更に20mm低く、可変式のダンパーが装着される。スポーツ・サスペンション・プラスDRCがオプションとして用意される。

ブレーキはΦ420セラミック・カーボンがオプション、標準でも6キャリパーのΦ390がフロントに装着される。また、ホイールは21インチがオプション、20インチが標準となる。

そのボディは、新しいMLBプラットフォームとアルミニウム・パネルによって、先代のRS6よりも100kg以上軽くなっている。

すべてのクワトロ・モデルがそうであるように、このRS6も個別に設計が行われ、8000kmにおよぶニュルブルクリンクのテストを受けている。クワトロ部門は、今年、12,000台のクルマを製作したが、そのうち5,500台はV10エンジンのRS6だった。

新しいRS6の価格は未定だが、およそ77,000ポンド(1,000万円)となろう。

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