メルセデス-AMGのハイパーカー、プロジェクト1は1000psで4WD

公開 : 2017.01.10 03:30  更新 : 2017.06.01 00:32

メルセデス-AMGが製作中のハイパーカー、プロジェクト1は、1000psオーバーのエンジンを搭載した4WDで、F1のテクノロジーが満載されたモデルとなる。

メルセデス-AMGが制作する最初のハイパーカーは、プロジェクト1というコードネームで開発が進められており、その生産台数は300台未満になるとデトロイト・モーターショーの会場で確認した。

メルセデスのCEO、ディーター・ゼッツェは、このハイパーカーはF1のハイブリッド・パワートレインが使用された最初のロード・モデルになるとしている。

「われわれの狙いの最初は、プロジェクト1が初めての合法的に路上を走ることのできるF1エンジンを搭載したモデルであるということ。そして第2に、これが究極のスーパーカーであると認知されることにある。」とゼッツェ。

メルセデスがどのようにF1エンジンをロードカー向けにチューンするかは知られていないが、F1エンジンと同様にノーザンプトンシャーのブリックスワークにあるAMGハイパフォーマンス・パワートレインで組み立てられることは決定している。

メルセデスは、このプロジェクト1について、「ラップタイムを刻んでいくというよりは、ドライブして愉しいモデルにしたい」ということ。とは言うものの、そのエンジン・パワーはメルセデス-AMG史上最高の1000ps以上となる予定。また、4WDも組み合わせられる。

現時点で明らかにされているのは、非常に幅の広いトレッドを持つということぐらいだろうか。

価格はおよそ€2,000,000(2億5千万円)というのが、メルセデス社内で提案されているという。

関係者によれば、2017年のフランクフルト・モーターショーで公開される予定だが、その時点で既にソールド・アウトになっている可能性が高いとしている。

F1スタイルのカーボンファイバー・モノコックと、F1から派生したパフォーマンス・テクノロジーという組み合わせは、150台限定のアストン マーティンAM-RB 001とも似たパッケージだ。

ファースト・デリバリーは来年になる予定。



▶ 海外ニュース / AMG、F1ユニットを搭載したミドシップ・スポーツを2018年にリリース
▶ 海外ニュース / メルセデス-AMGのミドシップ・スーパーカーは約4億円
▶ 海外ニュース / AMG、第2の専用モデルを用意中

おすすめ記事