大成功に終わった「フェラーリだけのオークション」 オークションの読み方
最終更新日:2017.09.26
「フェラーリだけのオークション」が、8年ぶりに開催されました。今回のオークションの “読み方” は、大成功を収めたRMサザビーズのフェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークションの結果を見てゆきましょう。
■もくじ
どんなオークション?
ー「RMサザビーズ・フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークション」とは
ーポイント1 8年ぶりのフェラーリ・ワンメイク・オークション
どんな車両が出品?
ーポイント2 フェラーリ恐るべし、落札率は驚きの90.5%
ーポイント3 ラ フェラーリ・アペルタ 新記録を樹立
ーポイント4 発掘デイトナ 驚きの額で落札
ーポイント5 フェラーリ社秘蔵のモデルが登場
流札? 落札? リザルト一覧
ー「RMサザビーズ・フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークション」リザルト一覧
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2017/09/RRP_0909_001.jpg)
どんなオークション?
「RMサザビーズ・フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークション」とは
●2017.09.09 「RMサザビーズ・フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークション」
フェラーリ・ワンメイク・オークションが帰ってきた。フェラーリ70周年記念イベントの一環としてフィオラーノ・テストコースで開催されたもの。70年の歴史を物語る各時代のモデルと、フェラーリ社秘蔵の車両が並んだ。
ポイント1 8年ぶりのフェラーリ・ワンメイク・オークション
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2017/09/RRP_0909_002.jpg)
オークション界のリーディングカンパニーとしてワールドワイドに活躍するRMサザビーズがフェラーリ・ワンメイクのオークション「フェラーリ レジェンダ・エ・パッシオーネ・オークション(以下フェラーリ・オークションと称す)」を開催した。2008年と2009年に同名のオークションがフェラーリ社の全面的な協力により、フィオラーノ・テストコースに隣接するロジスティックセンターを舞台に行われ、どちらの年も大成功を収めた。その後双方の都合が折り合わなかったのか開催されることはなかったが、今年はフェラーリの70周年記念の年ということもあり、オフィシャル記念イベントのひとつとして復活したのである。
今回はフィオラーノ・テストコースに設けられた屋外の特設ステージで行われ、42台の各時代を代表するモデルと、12点のパーツやツール、絵画などのフェラーリにちなんだオートモビアが出品された。フェラーリ社公認のイベントとして同社の施設内、それもテストコースで行われることから、世界中のフェラリスティとコレクターが集まり大盛況となった。オークションにはセルジオ・マルキオンネ会長を始め、ジャン・アレジ、セバスチャン・ベッテルらのフェラーリゆかりのF1ドライバーや、かつてスクーデリア・フェラーリの代表を務めたジャン・トッドと現在の代表であるマウリツィオ・アリバベーネも姿を見せた。
ポイント2 フェラーリ恐るべし、落札率は驚きの90.5%
![](https://www.autocar.jp/wp-content/uploads/2017/09/RRP_0909_003.jpg)
今回のフェラーリ・オークションでは出品された42台中38台が落札され、落札率はなんと90.5%という素晴らしい結果を残した。オートモビリア類を含めると90.7%と、さらにアップする。ここのところのオークションが低調だったことを考えると驚きの結果といえる。そして落札率だけではなく、億越えまで値を上げたフェラーリは20台を数え、そのどれも最近の相場を上回る額で落札されていたことも見逃せない。
しかし333SPや458 GT3などの新しいレーシング・モデルは、乗り手の技量とサポート体制が必要で買い手が限られるため、今回は流れてしまった。
ちなみに今回のフェラーリ・オークションの落札総額は6306万8110ユーロ(81億9886万円)という驚きの額を記録し、やはりフェラーリは特別な存在であることを実感させられる結果となった。フェラーリ恐るべし。
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