ルノー・ゾエ パワフルなR110登場 4万円高で16ps向上

公開 : 2018.03.20 20:10

ルノーのEV、ゾエにパワフルなモデルが追加されます。新モーターによる強力な加速が魅力のR110。スマートフォンとの連携や、新たなエクステリアとインテリアカラーにも注目です。この2年で電動モデルに対する需要が、34.8%も増加している欧州からレポート。

もくじ

R110 新モーターによる鋭い加速が魅力
デリバリーはこの夏開始 欧州でのEV需要は増大

R110 新モーターによる鋭い加速が魅力

発売間近のルノー・ゾエR110の価格は、R90よりも250ポンド(4万円)高になるとの情報をAUTOCARでは入手している。

現行のR90では4500ポンド(68万3千円)の政府補助金を除いた価格は1万8170ポンド(276万円)から。つまり、R110の価格は1万8420ポンド(280万円)からとなる。情報筋によれば、新モデルには109psを発揮する新たな電気モーターが積まれ、来週発売の予定だ。

R110は、R90よりも16psほど強力なモーターを積み、80-120km/hの追越し加速をR90よりも1.8秒短い10.2秒で達成する。

一方、発進加速については、R110もR90も発生トルクは23.0kg-mと同じなため、両者に差は無い。さらに航続距離についても、現時点ではWLTPテスト結果が確認できていないため、ルノーからの正式発表待ちではあるが、両者ともに同一となる。R90ではNEDCにおける航続距離を402km、実際の走行条件では306kmとしていた。

ルノーによれば、R110の航続距離の延長は「パワーエレクトロニクスに関連したイノベーション」の結果であり、重量やサイズの増加はないとのことだ。


R110ではAndroid Autoによるスマートフォンとのミラーリングも可能になることで、Wazeやスポティファイ、スカイプといったアンドロイドで利用可能なアプリを車内で楽しむことができる。

さらにルノーでは、インテリアに新たなパープルのシートカラー、ダッシュボードとインテリアトリムに紫のサテン生地を追加するとともに、エクステリアカラーとしてダークメタリック・アコナイトを加えている。

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