アストン・マーティンの水素エンジン・マシン、レース・デビュー

公開 : 2013.05.01 11:34  更新 : 2017.06.01 01:52

アストン・マーティン・ラピードSの水素エンジンを積んだマシンが、レース・デビューを果たした。ニュルブルクリンク24時間レースを3週間後に控えた先週末の土曜日、そのテスト・ランを兼ねてADAC ACARS H&RカップVLNシリーズの4時間耐久に挑戦、マシンはノートラブルで完走した。

このマシンは、アルセット・グローバル社の協力の下、造らえたもので、350barのプレッシャーを持つ3.5kgの水素タンクを2つ持つ。ラピードの6.0ℓV12ツインターボ・エンジンは、水素単体でも、ガソリン単体でも、そしてその混合でも動かすことが可能となっている。

アストン・マーティンCEOのウルリッヒ・ベッツは、「われわれはモータースポーツの歴史を少し書き換えることが出来たと思う。そして、3週間後のニュルブルクリンク24時間へ足がかりとなるだろう。」と語った。

この水素モデルのラピードSを開発したデイビッド・キングは、「アルセット・グローバル社と共同開発したこのシステムが現実的で将来性のあるオプションであることに疑いもない。この実績は引き継がれるべきものなのだ。」とコメントしている。

ニュルブルクリンク24時間レースは、5月19日〜20日に行われる。

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