パガーニ・ゾンダ・レボリューション

公開 : 2013.06.05 14:25  更新 : 2017.06.01 01:54

パガーニは、1999年にデビューしたゾンダの最終形であるレボリューション(Revolucion)を発表した。これが最終形であることは、国際的なパガーニのミーティングである”バニッシング・ポイント”で明らかにされたのだ。

ゾンダ・レボリューションは、カーボンとチタンのブレンドされたモノコックを持ち、その重さは1070kg。これは2007年に発表されたゾンダRと同じ重さだ。

エンジンは、メルセデスAMG製の6.0ℓのV12だが、そのパワー、トルクは、ゾンダRよりも50bhp、1.9kg-m大きい789bhp、74.4kg-mにまでパワーアップしている。とらんすみっしょんは、ライトウエイト・マグネシウム製のシーケンシャルの6速が組み合わせられる。

パフォーマンスは公表されていないが、ゾンダRの0-100km/h2.7秒、最高速度350km/hを上回ることになろう。

パガーニはこのゾンダ・レボリューションに12の異なるセッティングを持つトラクション・システムを与えた。これは、ABSと共に、ドライバーの好みによってセッティングが変えられるというもの。

空力的な変更としては、ボンネットの上のフロント・ディフレクターと、リアのバーチカル・スタビライザー、そしてDRSの付いたリア・ウイングだ。DRSはステアリング・ホイールのボタンでマニュアルで起動するか、オートマティックで動作するかを選ぶことが可能だ。

ブレーキはカーボン・セラミックのままだが、前のモデルに使われていたものよりも15%軽く、寿命は4倍で、しかもストッピング・パワーも強力になっているという。

パガーニ・オートモビリのオーナーでありデザイナーであるオラシオ・パガーニは、「極端なモデルを作ることは、非常に難しいことだということは解っている。しかし、われわれのデザイナー、エンジニアなどパガーニ・ファミリーの持つ創造力のお陰で、これまでで最も美しく最速のゾンダを造ることができた。」と話している。

価格は€2,200,000(2.8億円)で、既に販売が開始されている。

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