セアト・レオン2.0TDI FR+ スーパーコパ

■どんなクルマ?

セアトのワンメイク・レース、レオン・スーパーコパをリスペクトしたモデルである一方、今年の後半フル・モデル・チェンジが控えているレオンに、今あるだけのパーツを使ってしまうという下心のあるモデルでもある。

スーパーコパは208bhpを発揮する2.0リッターのTSIガソリン・エンジン、または168bhpを発揮する2.0リッターのTDIディーゼル・ターボ・エンジンを搭載したレオンFR+のスペシャル・バージョンである。今回、われわれがテストしたのは後者のディーゼル・モデルで、トランスミッションは6速マニュアルかDSGオートマティックが用意される。

装備されるパーツは豊富だ。セアト・スポーツ・ボディキット、BBSの18インチ・アロイ・ホイール、クロームのツイン・エグゾースト・フィニッシャーがエクステリアに、タッチスクリーンの衛星ナビ、そしてDABラジオ・システムがインテリアに追加されている。また、リア・パーキング・センサーやフロントのバイ・キセノン・ヘッドランプも装備されている。これらのキットは、標準的なFR+より300ポンド(4万円)高いバーゲンプライスで、2.0TDIモデルで22,530ポンド(293万円)という価格が付けられている。

■どんな感じ?

われわれは昨年に2.0TDI FR+をテストした。驚くことではないが、スーパーコパの印象はそれとほとんど変わりがない。ファクトリー・マシンと同じサイズの18インチBBSアロイ・ホイールも乗り心地に関しては影響を及ぼさない。

その乗り心地はわれわれの期待どおりに固いが、スポーツドライブ向けということを考えれば決して不快な固さではない。

エンジンは35.7kg-mという太いトルクを1750rpmから2500rpmという低回転域で発生するもので、0-100km/h加速8.2秒という値はまずまずの数字だ。また、その燃費は19.6km/lである。

われわれはスーパーコパのDSGをドライブする前に、サンプルとして6速マニュアルに乗ってみた。このマニュアルはDSGなみにスムーズで、スポーツ・ドライビングを楽しむのであれば寧ろDSGよりも良い選択かもしれない。更に燃料消費という意味からしても、オプションのDSGよりも優れている。

われわれの約500kmにわたるテストでも17.7km/l以上をマークした。

■「買い」か?

新しいレオンが登場する予定なので、このレオンを買って1年後に売り払うのであれば価格は大きく下落することになる。しかし、パフォーマンスが高く、いろいろなオモチャのついた、そして燃費の良いハッチバックを数年間持ち続けることを望むのであれば、レオン・スーパーコパは良い選択となろう。

(マーク・ティショー)

セアト・レオン2.0TDI FR+ スーパーコパ

価格 22,530ポンド(293万円)
最高速度 214km/h
0-100km/h加速 8.2秒
燃費 19.6km/l
Co2排出量 134g/km
乾燥重量 1395kg
エンジン 4気筒1968ccターボ・ディーゼル
最高出力 168bhp/4300rpm
最大トルク 35.7kg-m/1750rpm-2500rpm
ギアボックス 6速マニュアル

 
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