日産X-トレイルは最終テスト

公開 : 2013.08.09 16:00  更新 : 2017.06.01 02:15

月のフランクフルト・モーターショーで発表される予定の日産X-トレイルの最終テストが行われている。

英国では今年の後半からの販売が予定されているモデルで、X-トレイルは日産のラインナップの中でも非常にはっきりとしたポジショニングが与えられたモデルとなる。というのも次世代のキャシュカイは来年初めにデビューする予定だが、7シーターの設定がないので、X-トレイルが日産では唯一7シーター・レイアウトを持つモデルとなるからだ。

日産は、2012年のジュネーブ・モーターショーのハイクロス・コンセプトで新しいX-トレイルの姿を公表した。この新しいX-トレイルは前モデルよりも一般道に適した乗り心地とハンドリングが与えられるとされている。しかし、オフロード性能が犠牲にされるものではないと、情報筋はコメントしている。オプションの4WDモデルであれば、現在のモデルと同じぐらいオフロード走破能力が確保されているという。

一方、前輪駆動モデルは、現行モデルよりも経済性とエミッションがかなり向上しているとされる。エンジンは現行X-トレイルにも搭載される2.0ℓディーゼルだが、かなり手が加えられているという。また、インテリアのデザインとクオリティも大幅にアップしている。更に、標準装備となるエクイップメントも豪華になっている。

新しいX-トレイルは、フォード・モンデオやヴォグゾール・インシグニアといったサルーンをひとつのターゲットとしている。また、フランクフルト・モーターショーで登場する予定のフォードS-マックスもターゲットだ。

「キャシュカイの人気をベースとしつつ、その成功をDセグメントにも引き継ぎたい。」と日産の情報筋は語っている。

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