ロンドンにEVタクシー

公開 : 2014.02.12 21:40  更新 : 2017.06.01 02:14

EVロンドン・タクシーが、ハイヤー会社であるスライブによって市場に登場した。中国のBYDが制作したE6をベースにしたモデルで、20台がハイヤーとして登録されたのだ。この台数は5月までには50台になると、スライブの創始者、アービンド・ビジュは語っている。

このハイヤーは1日24時間、1週間に7日、フルタイムで、4人のドライバーが1台を担当するという。ビジュは、このE6ハイヤーは、従来のブラックキャブよりもランニング・コストは遥かに安いという。

その最小回転半径が条件にかなわないためブラックキャブとして登録はできないが、ビジュは50,000台近いディーゼル・タクシーに変わること狙っている。

E6は、1回の充電で290kmの走行が可能。既に昨年3月には香港でタクシーとして採用されているし、オランダでも採用が初められた。バッテリーの充電は4,000回にも耐えられるので、寿命は10年という。

実はロンドンでは1897年にEVタクシーが存在した。バーシー・タクシーが採用したモデルで、75台以上の車両が確保されていた。1回の充電で走行できる距離は56km。ランベスにバッテリー交換システムを設置していた。しかし、この会社は、他のタクシー会社からの圧力で1899年には倒産してしまったのだ。

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