Cafe de Giulia 2014

2014.04.13

text&photo:Hidenori Takakuwa (高桑秀典) 

 
毎年、埼玉県の和紙の里で開催されているカフェ・ド・ジュリアは、参加車両(105/115系アルファ)のオリジナル度を重要視しているイベントだ。仮ナンバー車や違法改造車での参加は不可となっている。イベント当日に行なわれる人気投票、コンコルソ・デ・ジュリアにおいてもバンパー付きの車両のほうが上位にランクされる可能性が高くなっている。

車両を展示するタイプのミーティングなので、会場内に並べられたジュリア・シリーズは走ったりしない。つまり、最初から最後までずっと置かれたままなのだ。全国各地からカフェ・ド・ジュリアに参加してくるクルマはオリジナル度が高いので、会場内をひと回りするだけで各車の差異を気軽に確認できるだろう。

  • ジュリア・シリーズというとクーペのイメージが強いが、カフェ・ド・ジュリアにはベルリーナも多数参加。

  • 毎回ゲストを迎え、講演会が実施される点も特徴。2014年度はホンダやオペルで活躍したデザイナー、青戸 務さんが登場。

  • 今年は全52台の105/115系アルファが集まった。会場のキャパは60台前後だ。今回のエントリー台数は58台だった。

  • 以前ドイツでジュニアZに乗っていたという青戸さんの講演会は、ムゼオとアルファ・ロメオのデザイン論がテーマ。

  • 和紙の里がある東秩父村周辺は都内よりも寒冷なので、園内にある大きな桜がまだ見頃だった。花吹雪も楽しめた。

  • カフェ・ド・ジュリアはCLUB BISCIONEが主催しているイベントだ。2003年から開催されてきた。今回で11回目となった。

  • 今年は1971年型モントリオールも参加した。モントリオールはV8エンジン搭載するが、車体は105ベースなのだ。

  • 国内有数のアルファ専門店が出店するフリーマーケットもカフェ・ド・ジュリアの特徴のひとつとなっている。

  • 参加者、来場者からの人気投票で順位をつけるConcorso di Giuliaでは、沖倉さんの2000スパイダーが1位を獲得。

  • アルファ・ロメオ麻布十番(ガレーヂ伊太利屋が運営している)が出店し、ミトとジュリエッタの新車試乗会を行なった。

  • 参加者全員にガレーヂ伊太利屋からワインが進呈された。毎年、このような思わぬ楽しみがある点もポイントだ。

  • 見学無料なので、新旧アルファ・ロメオに乗って見に来るファンも多い。また、遠方からの参加者も少なくない。

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