【なぜ】アバルトが、10年前の6倍売れているワケ ABARTH 595 COMPETIZIONE / ABARTH 595C TURISMOで究明

2020.06.12

サマリー

今どき、48%の人がマニュアル車を選ぶブランドって、なにが違うのだろう。この10年間で販売台数が6倍に拡大したアバルト。その2モデルを乗り比べて検証しました。キーワードは、“小ささ”と“いいもの感”。

もくじ

2019年販売台数 2009年の約6倍に
軽い、楽しい 3 ペダルで選ぶなら
粘り、洗練 AT 派の注目モデルは?

2019年販売台数 2009年の約6倍に

AUTOCAR JAPAN sponsored by ABARTH
text:Toshifumi Watanabe(渡辺敏史)
photo:Satoshi Kamimura(神村 聖)

日本におけるアバルトの販売が好調だという。19年に販売されたその数、2955台。ABARTH 124 spiderの投入もあって一気に3000台オーバーとなった17年に次ぐ史上2位の年間販売ボリュームになる。

当然ながらその大半を占めるのは、ブランドの日本展開が始まった09年からラインナップされるFIAT 500系のモデルだ。

その昔、アバルトの名を一躍有名にしたのは50年代のFIAT 500をベースにチューニングを加えたABARTH 595 SSだが、その功を戴き現在はABARTH 595シリーズとして展開されている。

ご長寿にして今も日本で販売台数を伸ばしているのはFIAT 500も同じ。むしろそれの上級仕様的にABARTH 595も引っ張られて売れているのではないか?

確かにそういう側面もあるかもしれない。が、一方で無視できないデータもある。たとえば、全販売のうちMTの比率が48%にのぼるということ。

今時これほどの数字が出てくるブランドもそうはない。それだけ、運転行為を積極的に愉しみとして捉えている人に支えられているということだろう。

ABARTH 595シリーズはベースモデル、ABARTH 595 Turismo、ABARTH 595 Competizioneと3グレードの展開で、うち、ベースモデルとABARTH 595 Competizioneでは3ペダルと2ペダル、2つのミッションを選択できる。

さらに3ペダルの側はペダルレイアウトに拘るドライバーのニーズに応えた左ハンドルの設定もある。こういうきめ細かさも、MTモデルが売れる一因になっているのだろう。

 

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