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フェラーリF355販売車両のメンテ タイベル交換 カムカバー結晶塗装 各部洗浄 販売店様からのご依頼


こんにちは、Jスクエアの永井です。
販売店様から、販売車両のフェラーリF355のメンテナンスを承りました。
 ・タイミングベルトの交換(交換時期)
 ・車検を受けるための点検整備
 ・見た目もキレイに整える

まずはタイミングベルト交換のため、エンジンを降ろします。
交換時期は4年前後、または6万kmを超えたあたりが目安となります。
 
 

エンジン下ろし作業


傷が付かないように、保護フィルムを車体に貼ってから作業開始です。
まずはエンジンを降ろし、専用のエンジンラックに固定します。


この時点でご依頼主様がエンジンの状態をご覧になり、
 「カムカバーの汚れが気になるので、こちらもキレイにしていただけますか?」
とリクエストいただきました。
後ほど結晶塗装を行い、カムカバーもリフレッシュします。
 
 

タイミングベルト交換作業

まずはウォーターポンプの交換です。



時間と共に劣化していく部品ですので、通常はタイミングベルトと同時期に交換します。

今回はウォーターポンプASSY交換ではなく、オーバーホールで対応しました。
オーバーホールすることで修理コストも抑えられます。
 


次にタイミングベルト、テンショナー、ベアリング、カムシールを交換します。




カムカバーを外し、カムシール交換をした後に、タイミングベルト交換をします。


タイミングベルトの交換が完了しました。
 
 

カムカバーの結晶塗装



そしてご依頼いただいたカムカバー。
結晶塗装を行い、キレイに仕上がりました。
 
カムカバーはフェラーリF355の見所のひとつです。



エンジンに装着しました。
メタル部品のメカメカしさと、カムカバーの赤のコントラストが美しいですね。
 
 

エンジンクリーニング

エンジンと足まわりの長年の汚れは、洗浄の専門業者さんにキレイにしてもらいました。





洗浄施工後は輝きが増して、カムカバーの赤がさらに映えるようになりました!
 
 

検査ラインで調整


車検に通してから販売するとのことで、予備検査に合格するよう
社内の検査ラインで調整します。


 ・ヘッドライト光軸調整
 ・サイドスリップ調整
 ・CO・HC調整
以上を実施して完了しました。

万全の状態になったフェラーリF355、素敵なオーナー様に出会えるよう願っています。

F355のタイミングベルトを交換するには、エンジンを降ろす必要があります。
エンジンを降ろすことで、今まで目に見えていなかった部分を確認できるので
そこではじめて交換・整備が必要な箇所が見つかることもあります。

ですが、修理工場さんの中にはコストを下げるために通常の手順ではなく、
エンジンを降ろさずに作業することもあるそうです。
目視での点検ができない方法になるので、致命的な不具合を見逃してしまうこともあります。

F355の相場は2021年現在で1500万円ほどに値上がりしていますし、
部品によっては手に入らないものも出てきました。
細かいメンテナンスをしていく方が、大きなトラブルを防ぎ、
最終的にはコストも抑えることにつながりますので、ぜひ長い目で見て
点検などを実施していただけたらと思います。

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