ストリートライフの吉野です。
10月18日から20日に岐阜県高山市で開催された、2024年JAF全日本ラリー選手権 第8戦
第51回 M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ 2024 supported by KYB
に2台のトヨタ・ヤリス（GRじゃない方）で参戦してきました。
　
ストリートライフでは30年近く国内外のラリーに参戦してきました。
90年代にはパルサーGTI-Rやランサー・エボ、プロドライブ製インプレッサ
などのグループNカーを走らせてきましたが
時代は流れ、カテゴリー分けや安全装備などのレギュレーションも
大きく変わってきた現在、個人の趣味レベルで大排気量ターボ4WDの
ラリーカーで競技に出るのも現実的ではなくなってきました。

そこで近年は2Lターボ4WD車から小排気量NAのFF車に車両を切り替え、
オープンクラスに参戦することで、コストを抑えながら気負わず、
趣味としてラリーを楽しむというご提案をさせていただいています。

今回のハイランドマスターズは1.5Lのトヨタ・ヤリス、すなわち「素ヤリス」でオープンクラスに参戦
村上・多比羅 組と吉野・鍋倉 組の2台体制です。
村上選手は昨年までスバル WRXで参戦していましたが、今年から素ヤリスにスイッチして
ラリーを楽しまれています。

今回のハイランドマスターは残念ながら雨に見舞われ、コースコンディションもかなり厳しい状況でした。
細い峠道では油断すると水たまりや落ち葉、路肩の苔でコントロールを失い、
側溝にタイヤを取られたりコースアウトする危険があります。
タイムは気にしながらも攻めすぎない冷静さが要求されますね。
雨の中、泥にまみれてクルマを修理するメカニックたちが脳裏に浮かび
なかなか心苦しいところです。
　
昔はそれでも「いっちゃえ！」とクルマを壊すこともありましたが、
順位ではなくあくまでもチームでラリーを楽しみに来ているということで
クルマを壊さずに完走することを目指しながら、自分の中の限界と戦います。
　
そんな心がけもあり、無事に2台とも完走。
大きなトラブルもなく週末を楽しんできました。