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10年不動のポルシェ 930 ターボのエンジンをオーバーホール ヘッドボルト折れで圧縮漏れ

こんにちは、メッツスピードです。
 
10年ほど動かしていなかったという、80年式の930型ポルシェ 911ターボ
エンジンの調子が良くないということでお預かりしました。
 
不調の原因を探っていると、圧縮が漏れてることが判明。
そこでタペットカバーを剥ぐっていたら、ヘッドのスタッドボルトを締めているナットが
折れたボルトごとポロッと出てきました!


しかも、折れていたヘッドボルトは1本だけではなくご覧の通り。
恐らくは、かなり前から腐食が進んで折れていたと思われます。
ヘッドボルトが何本も折れた状態で走っていたようで、
ピストンも振ってしまい各部に偏摩耗や歪みも生じていたため
エンジンを降ろしてフルオーバーホールを行う事になりました。



まずはあらゆる部品がオイルと埃と泥だらけなので、分解しながら徹底的に洗浄
ヘッドは内燃機屋さんで修正・面研を実施し、バルブガイドどバルブシートも
打ち替え、バルブの擦り合わせなども行います。


ピストンシリンダーは正常な状態では10万や20万キロは保つものですが、
偏摩耗で傷も深いため、新品に交換します。
空冷ポルシェはこのようにエンジンまわりの細かな部品が今も揃うので
エンジンのオーバーホールもやりやすいですね。

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