早川鈑金の早川です。
1970年のポルシェ911S 2.2のフロント・サスペンション・パネル交換の続報です。

911専用のJIG取り付けて、オリジナルの規定値と寸分の狂いない寸法にモノコックの修正を行います。
こうしてモノコックの位置決めしてから、サビていたパネルを取り外します。

新しいサスペンション・パネルを溶接してゆきます。
作業はJIGに乗せたまま行い、その都度計測して修正しながら進めることが重要なポイントです。

こうして修復作業は無事完成し、塗装して完成となりました。

今回はエンジンを降ろしましたので、音の出ていたクラッチ・スラストベアリングとディスクも交換しました。

余談ですがこの911Sは、以前に某有名ショップでサイドシルを補修したそうです。
その後錆が発生したとのことで見たところ、めちゃくちゃな付け方をしてありました。
ここは弊社で改めて本来の構成に作り直しました。
世の中には専門店と謳いながら、荒い仕事をするところが結構あるのでご注意ください。