スパイカー、倒産を回避

公開 : 2015.01.30 22:30  更新 : 2017.06.01 02:11

倒産が宣言されたとする判決をオランダのスーパーカー・メーカー、スパイカーは覆えした。昨年12月に破綻を言い渡されたスパイカーだが、債権者からの取り立てを回避する短期の事業計画を記した任意の申立書を提出したのだ。

昨年12月、スパイカーは、宛にしていた資金提供が支払い期限に間に合わなかったため、オランダの地方裁判所は、破綻を宣言し、スパイカーに管財人を付けた。しかし、その期限は過ぎてしまったものの、スパイカーに追加の資金が届いたため、破産を覆そうという訴えを起こしたのだった。

そして、その訴えが今日、受け入れられた。破産を免れたことになる。スパイカーは現在、債権者に対する一時的な支払いも行っているという。

スパイカーのCEO、ビクター・マラーは「B6ベネターの計画を直ちに続行する。」としている。また、それと同時に、将来性についても示唆している。それはアメリカに拠点を置く電気飛行機のメーカーとの合併だ。というのも、スパイカーは、次のステップとして、EVスポーツカーを計画しているからだ。

スパイカーは2013年のジュネーブ・モーターショーで£125,000(2,220万円)のB6ベネターを発表し、その年の終わりには、£135,000(2,400万円)のB6ベネター・スパイダーも追加している。

今後、スパイカーは、B6ベネターの製作を引き続き行うと共に、リストラ計画を実行し、更に新しいEVスポーツの開発を行う予定だ。

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