2015 モータースポーツファン感謝デー HondaF1復活祭

2015.3.07-08

text:Kazuhide Ueno (上野和秀) photo:モビリティランド

 
鈴鹿サーキットのキックオフ・イベントといえるモータースポーツファン感謝デーが行われた。今年はF1グランプリにホンダが復活することもあり、メインテーマは「HondaF1復活祭」とされ、例年になく気合いの入った内容となった。

ホンダにとってF1第2期に大活躍したマクラーレンMP4/4、MP4/5、MP4/6の3台をコレクション・ホールから持ち込み、この日のために来日したジャン・アレジとデーモン・ヒルと中嶋 悟によりデモランが行われた。

さらには、かつて日本人F1ドライバーが乗ったティレル019、ラルース・ランボルギーニLC90、ミナルディM192も登場し、それぞれに当時同様に中嶋 悟、鈴木亜久里、中野信治が乗り、往年の走りを彷彿させるデモランを行った。

またこのイベントの定番となり6回目を迎えた「永遠のライバル 星野vs中嶋」が今年も行われた。これまでF1マシンやスーパー・フォーミュラで行われてきたが、マシンの差をイコールにするため、今回は鈴鹿サーキット・レーシング・スクールのフォーミュラが使われた。同じ土俵での闘いだけに、2人はマシンに乗り込むと、現役時代を思わせる真剣な表情を見せた。今回はロケットスタートを決めた星野がそのまま逃げ切った。2日目も星野が制し、チャンピオン・ベルトを手にした。

このほかスーパー・フォーミュラの公開テスト&デモラン、Moto GPのデモ走行にはHondaの2014年チャンピオンマシンのホンダRC213V、ヤマハの2015年マシンYZR-M1、そして今年Moto GPに復帰するスズキのニューマシンGSX-RRが姿を見せた。さらにはスーパー耐久公開テスト、鈴鹿8耐公開テスト、D1マシンデモ走行が行われると共に、F1グリッド&ピットウォークやゲストによるトークショーも行われ、レース・ファンにとって大満足の2日間となったに違いない。

このあと5月23-24日には、「SUZUKA Sound of ENGINE 2015」と題して、モータースポーツの歴史を紹介するイベントが開催される。往年のF1マシンを始め、スポーツカーやGT、2輪レーサーが数多く参加するので、ファンなら見逃せない。

  • 中嶋 悟はマクラーレンMP4/4に乗りターボ・パワーを披露した。

  • ジャン・アレジはマクラーレンMP4/5を担当し、華麗な走りを見せた。

  • MP4/6にはデーモン・ヒルが乗り、12気筒サウンドを響かせた。

  • かつての愛機であるティレル019で中嶋 悟がデモランを行った。

  • 鈴木亜久里は日本GPで表彰台を獲得したラルースLC90をドライブ。

  • 1998年にミナルディで走った中野信治が、ミナルディM192をドライブ。

  • デモランを終えて満足気な表情を見せるJ.アレジ、中嶋 悟、D.ヒル。

  • F1トークショーでは中嶋 悟、鈴木亜久里、中野信治が参加。

  • グランドスタンドに詰めかけた多数のファンの前でF1 復活宣言が行われた。

  • J.アレジの息子、ジュリアーノ・アレジがフォーミュラ・エンジョイのマシンで鈴鹿サーキットを初走行した。

  • グリッドウォーク時にはヒストリック・マクラーレン・ホンダF1がコース上に特別展示された。

  • グリッドウォーク&ピットウォークは、いつものレースの時より多いファンでピットロードが埋め尽くされた。

  • スーパー・フォーミュラのデモレースも行われ、来場者を湧かせた。

  • グランドスタンド前のストレートではD1 GPマシンの華麗なデモランが。

  • Moto GPデモランでは、高橋巧がホンダ RC213Vで走りを披露した。

  • 「永遠のライバル 星野 vs 中嶋」だが、今回はレーシング・スクールのフォーミュラ・マシンで競うことに。

  • 初日はロケットスタートを決めた星野が飛ばし、2日目も星野が気合いで制して王者の座を奪還した。

  • 日曜日にヒストリック・マクラーレン・ホンダF1をドライブしたのは伊沢拓也、塚越広大、山本尚貴。

  • 8耐マシンのデモレースは、夕闇が迫ってからのスタートとなった。

  • 今季スーパー・フォーミュラに参戦する小林可夢偉もやってきた。

  • S耐マシンのトワイライト・デモレースも行われた。

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